
イラストレーターには、イラストの描画や編集に関する様々なツールが納められています。
初めて使うときは、「たくさんある!!全部覚えるの大変!」と思うかもしれませんが、よく使うツールは限られています。
今回の記事では、イラストレーターで使う基本的なツールについて共有したいと思います。
実際にイラストレーターをさわりながら覚えていきましょう。
【目次】
1.イラストレーターのツールボックス
2.ズームツール・手のひらツール
3.選択ツール
4.オブジェクトの移動・ロック・表示
5.色の設定
6.まとめ
1.イラストレーターのツールボックス
ツールボックスには、イラストの描画や編集に使用する様々なツールが納められています。
2.ズームツール・手のひらツール
ズームツール
ズームツールは、画面の表示倍率を変えることができます。
拡大 Mac(Space+⌘) / Win(Space+Ctrl)
縮小 Mac(Space+⌘+Option) / Win(Space+Ctrl+Alt)
①「ズームツール」を選択。
②拡大する場合は画面をクリック
③縮小する場合はMac(Option) / Win(Alt)を押したままクリック
④拡大したいエリアをドラッグして囲む。
※ステータスバーに直接、倍率を入力することもできます。
手のひらツール (Space)
手のひらツールは、見たい部分を表示させることができます。
①「手のひらツール」を選択。
②画面をクリック&ドラッグ
3.選択ツール (V)
選択ツールは、オブジェクトを選択したり、移動したりすることができます。
「選択ツール」と「ダイレクト選択ツール」の違いを見ていきましょう。
選択ツール
役割
・オブジェクトの全体を選択
・オブジェクトの移動
特徴
・オブジェクトの一部をクリックしても全体が選択される
・グループ化されているオブジェクトもグループ全体が選択される
ダイレクト選択ツール
役割
・オブジェクトの一部を選択
・オブジェクトの修正
特徴
・オブジェクトの一部をクリックするとその一部だけ選択される
・グループ化されているオブジェクトも一部分が選択される
4.オブジェクトの移動・ロック・表示
直線移動
①オブジェクトを右にクリック&ドラッグ
②“Shift”を押しながら移動
移動コピー
イラストをクリックしたまま、Mac “Option+Shift” / Win “Alt+Shift”を押して移動すると、直線移動コピーができます。
同じ操作を繰り返す
①1つ前の「移動コピー」の手順で1つコピー
②1つ移動したら、Mac “⌘+D” / Win “Ctrl+D”で繰り返し。
Mac “Option” / Win “Alt” を押しながらオブジェクトを移動すると、コピーすることができます。
オブジェクトのロック・ロック解除
①星のイラストを選択します。緑のストライプがあるので選択が困難な状態です。
②そこで、緑のストライプを選択し、メニューバーより、「オブジェクト」→「ロック」→「選択」を実行。
③星のイラストが選択できるようになりました。
※ロック解除はメニューバーより、「オブジェクト」→「すべてをロック解除」を実行します。
※ロックのショートカットは Mac “⌘+2” / Win “Ctrl+2”、
ロック解除のショートカットは Mac “⌘+Option+2” / Win “Ctrl+Alt+2” です。
オブジェクトの表示・非表示
①オブジェクトを選択し、メニューバーより、「オブジェクト」→「隠す」→「選択」を選択します。
②メニューバーより、「オブジェクト」→「すべてを表示」を選択します。
※表示のショートカットは Mac “⌘+Option+3” / Win “Ctrl+Alt+3” 、
非表示のショートカットは Mac “⌘+3” / Win “Ctrl+3” です。
5.色の設定
オブジェクトには、「塗り」と「線」があります。
「塗り」はパスで囲まれたエリアのことで、
「線」は周りを囲んでいるパスのことを言います。
「塗り」や「線」に色を付ける時は、まずツールボックスでどちらかを選択し、その後「カラーパネル」や「スウォッチパネル」で色を選択します。
色をナシにする場合は、「斜線マーク」をクリックします。
コントロールパネルからも色を変更することができます。
6.まとめ
「未経験でも分かる!Illustratorの基本操作1」からご覧頂くとより分かりやすく、Illustratorを気軽に始めることが出来ると思います。他にもたくさんツールがありますので次回のイラストレーターの記事にて紹介させていただきます。
1つ1つ試して基本を覚えていきましょう!