
今回はイラストレーターの使い方4ということで、“パス” “ペンツール”の使い方について説明していきます。
ホームページやチラシなどを制作するときに、ロゴやイラストを自分で作れたらいいですよね。でもIllustrator初心者の方は「ベジェ曲線」でつまづきがちではないでしょうか。
私もイラストレーターを最初に触ったときは、
「全然思った通りに描けん!何がペンツールじゃ!こんなのペンじゃない!!」
「イラストレーターっていうくせに全然イラスト描けんじゃないかー!」
と投げ出してしまいたくなりましたが、嫌いにならないでください!
今回も初心者の方のために簡単に説明しますので、好きなキャラや物をトレースして練習してみましょう♪
【目次】
1.パスの仕組みを見てみよう
2.ペンツールで直線を描く
3.ペンツールで曲線を描く
4.ペンツールのオプションメニュー
5.イラストのトレース
6.まとめ
1.パスの仕組みを見てみよう
“アンカーポイント”、“セグメント”、“ポイント”
練習 「ダイレクト選択ツール」で下記の図形を選択し、パスの仕組みを観察しよう。
①「ダイレクト選択ツール」を選択。
②パスをクリックし、“アンカーポイント”、“セグメント”、“ポイント”などを確認する。
図形は、複数のアンカーポイントをつないだパスで作成されます。
セグメントの曲がり具合は方向線(ハンドル)の長さや角度によって決まります。
この方向線がない状態では直線となります。
練習1 “オープンパス”と“クローズパス”の違いを確認しよう。
練習2 描かれているパスの一辺だけを削除する。
①「ダイレクト選択ツール」を選択。
②削除したいパスの一辺だけをクリックし、キーボードの“delete”キーを押します。
パスをこまかく編集する場合は、「ダイレクト選択ツール」を使用します。
2.ペンツールで直線を描く
ペンツールでは、自由に線やイラストが描けます。
練習 「ペンツール」を選択し、クリック→クリックで番号順に■をつないでみましょう。
チャレンジ! 「ペンツール」で簡単なイラストを描いてみよう。(直線編)
①「ペンツール」を選択。
②塗りを“ナシ”、線の色を“黒”に設定(コントロールパネルかスウォッチパネルを使用)
③下の見本を参考にクリック→クリックで線をつなぎイラストを描く。
※タイヤは「楕円ツール」を使用します。
④描けたら好きな色をつけよう。※塗りと線を使い分ける。
※時間があれば、窓やライトをつけたり、背景を描いたりしてみよう。
“Shift”を押しながら描くと、角度を90°、45°に固定した直線が描けます。
3.ペンツールで曲線を描く
練習 「ペンツール」を選択し、クリック→ドラッグで番号順に■をつないでみましょう。
チャレンジ! 「ペンツール」で簡単なイラストを描いてみよう。(曲線編)
①「ペンツール」を選択。
②塗り“ナシ”、線の色を“黒”に設定(コントロールパネルかスウォッチパネルを使用)
③下の見本を参考にクリック→ドラッグで曲線をつなぎイラストを描く。
※タイヤは「楕円ツール」を使用します。
④描けたら好きな色をつけよう。※塗りと線を使い分ける。
※時間があれば、背景を描いたり、自分なりにアレンジしてみよう。
円を描くときは、アンカーポイントの数を4つで作成すると比較的キレイに描けます。
4.ペンツールのオプションメニュー
練習1 “アンカーポイント”の追加をしてみよう。
練習2 “アンカーポイント”の削除をしてみよう。
練習3 「切り替えツール」を使ってみよう。直線を曲線に、曲線を直線に。
練習4 「ペンツール」でパスをつないでみよう。パスの連結をしてみよう。
①「ダイレクト選択ツール」でパスの連結したい部分を囲むようにクリック&ドラッグして選択します。
②「オブジェクト」→「パス」→「連結」(⌘
5.イラストのトレース
チャレンジ! ペンツールを使って、イラストのトレースに挑戦しよう。
①リンゴの輪郭をトレース

②ヘタの溝部分をトレース

③ヘタ部分をトレース

④引き続き、他もトレース

⑤トレースしたラインを「選択ツール」で選択し、「スポイトツール」で色をつける。

⑥すべてのオブジェクトに色をつけたら・・・完成!

6.まとめ
ペンツールは実践あるのみ!です!やりながら自分なりにコツもつかんでいけると思います。
ペンツールで練習をしながら、直線や曲線を駆使して想像力も養いましょう♪