ホームページリニューアルの進め方と成功への7ステップ【施策データつき】
「そろそろホームページをリニューアルしたい。でも、何から手をつければいいかわからない」——そう感じているWeb担当者や経営者の方は多いのではないでしょうか。
ホームページのリニューアルは、正しい手順で進めれば、問い合わせ数の増加や採用強化など、事業の成長に直結する投資になります。
一方で手順を誤ると、リニューアル前よりパフォーマンスが落ちる事態も起こりえます。
本記事ではLIHが500社※1 以上のWeb支援で培った知見をもとに、ホームページリニューアルの進め方7ステップを解説します。(※1:2026年4月時点)
広告費なしで問い合わせを5倍以上に増やした実例もお伝えするので、リニューアルを検討している方はぜひ参考にしてください。
リニューアルを「なんとなく」進めると失敗する理由

ホームページリニューアルの失敗でもっとも多い原因は以下3つです。

特に目的や目標が数値で示されていなければ、ホームページリニューアルはほぼ確実に失敗に終わります。
もちろん、現場課題の分析や公開後の運用体制を考えていないことも問題となるでしょう。
くわえて注意が必要なのが、これらの問題を抱えたうえでの、SEO対策を無視したリニューアルです。
URL構造の変更やページの削除を適切に処理しないと、それまで積み上げてきた検索順位が一気に下落するリスクがあります。
リニューアルとは、単なるデザインの刷新ではなく、ホームページ全体の戦略を見直す機会と捉えることが重要です。
ホームページリニューアルをはじめる前に確認すべき3つのこと

リニューアルの作業に入る前に、必ず確認しておくべき事項があります。
- 現場のホームページのデータを確認する
- リニューアルの目的を1文で言えるようにする
- 予算と期間のリアルな見積もりを立てる
これを怠ると、制作が進んでから「やっぱり方向性が違う」となり、大幅な手戻りが発生します。
1. 現状のホームページのデータを確認する
Google アナリティクスやサーチコンソールを使い、現在のホームページの状態を数値で把握します。
確認すべき主な指標は、
- 月間セッション数
- 主な流入経路
- コンバージョン率
- よく見られているページ
- 離脱率が高いページ
の5点です。リニューアル後に「本当に改善したのか」を判断するためのベースラインとして、必ずリニューアル前に記録しておきましょう。
2. リニューアルの目的を1文で言えるようにする
「問い合わせを月〇件に増やすため」「採用応募数を〇名に増やすため」など、目的を具体的な数値とセットで定義します。
目的が曖昧なままでは、制作会社への依頼内容もブレますし、完成後の評価もできません。関係者全員が同じ目的を共有できている状態でスタートするのが成功の第一条件です。
3. 予算と期間のリアルな見積もりを立てる
ホームページリニューアルにかかる期間は、一般的に2ヶ月から4ヶ月です。
規模や要件によって異なりますが、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。
また、公開後の運用費用(保守・更新費用)まで含めた予算感を持っておくと、制作会社選定の際に判断軸が明確になります。
ホームページリニューアルの進め方【7ステップ】

確認事項を整えたら、次のステップで進めていきます。

ステップ1. 現状分析と課題の洗い出し
まず、アクセス解析データをもとに、現在のホームページが抱える課題を具体的に整理します。
- 「問い合わせページへの遷移率が低い」
- 「スマートフォンでの表示が崩れている」
- 「コンテンツが古く情報の信頼性に欠ける」
など、課題を一覧化できれば、リニューアルで優先的に対処すべき項目が明確になります。競合他社のホームページも複数確認し、自社との差分も把握しておきましょう。
ステップ2. 目的・目標の設定
ステップ1で洗い出した課題をもとに、リニューアルで達成したい目的と数値目標を設定します。
「問い合わせ数を月5件から20件に増やす」「採用エントリー数を3倍にする」など、達成基準が明確な目標を立てることが重要です。
目標は経営者と担当者の双方で合意しておくと、制作途中での方向転換を防げます。
ステップ3. ターゲット・ペルソナの再定義
「誰のためのホームページか」を明確にします。ターゲットが曖昧なままでは、デザインもコンテンツも「誰にも刺さらない」仕上がりになります。
年齢・職種・抱えている課題・情報収集の方法など、できるだけ具体的にペルソナを設定しましょう。既存顧客へのヒアリングは、ペルソナ設定に非常に有効です。
ステップ4. 制作会社の選定・依頼
制作会社を選ぶ際は、実績・提案力・コミュニケーションの取りやすさの3点を重視してください。見積もりの安さだけで選ぶと、公開後のサポートが手薄で運用に困るケースが多くあります。
依頼時には、設定した目的・目標・ターゲット・課題を文書化したRFP(提案依頼書)を用意すると、各社から質の高い提案を引き出せます。
ステップ5. デザイン・構成の設計
ターゲットに響くデザインの方向性と、ユーザーが迷わず問い合わせや購入に至るための導線設計を行います。現在では、スマートフォンでの表示を最優先に考えることが現在の基本です。
総務省の「令和6年通信利用動向調査」によれば、インターネットの利用端末はスマートフォンがパソコンを27.6ポイント上回っています。だからこそ、スマートフォンでの表示を優先する必要があります。

また、SEOを意識したURL設計とサイト構造の整理も行います。既存ページを削除・移動する場合は、リダイレクト設定を必ず計画に組み込んでください。
ステップ6. コンテンツ制作・入稿
設計したページ構成に沿って、テキスト・画像・動画などのコンテンツを制作します。
自社の強みや実績を具体的な数値で示すことが、競合との差別化につながります。制作会社任せにせず、当事者でしか語れない情報(お客様の声、担当者の専門知識、実績データ)は積極的に提供しましょう。
一次情報の有無は、完成後のホームページの質を大きく左右します。
ステップ7. 公開後の効果測定
公開直後は、リダイレクトの動作確認、フォームの送受信テスト、各ページの表示確認を必ず行います。
公開後1ヶ月・3ヶ月・6ヶ月のタイミングで、設定した数値目標に対して進捗を確認します。効果が出ていない箇所はA/Bテストや部分改修で改善を重ねていく姿勢が、長期的な成果につながります。
【実例】広告費ゼロで問い合わせが5倍以上になったリニューアルの中身

LIHが支援したA社の事例をご紹介します。
リニューアル前、同社は月20万円のGoogle広告(リスティング広告)を出稿していましたが、問い合わせは月に1件あるかないかという状況でした。
同時に、広告運用を継続するかどうかを判断する状況でもありました。
LIHでリニューアルを実施した結果、広告費をゼロにしたにもかかわらず、問い合わせ数は月5件から10件へと増加しました。

アクセス数が減少しても、コンバージョン率が改善されたことで、問い合わせの絶対数が増えたのです。
上記の事例で実施した主な施策は、次の3点です。
- ターゲットを「法人・工場向けの遮熱工事を検討している担当者」に絞り、訴求内容を再設計した
- 問い合わせまでの導線を整理し、CTAボタンの設置箇所と文言を見直した
- 施工実績と顧客の声を具体的な数値・写真とともに掲載し、信頼性を高めた
「リニューアルすればアクセスが増える」という発想ではなく、「今来ているユーザーを確実に問い合わせに変える」設計に切り替えたことが、結果につながりました。
広告費に頼らない集客体制を構築するうえで、ホームページ自体のCV率改善がいかに重要かを示す事例です。
リニューアルで失敗しないための注意点3つ

注意点1. SEO引き継ぎを怠らない
URLを変更する場合、旧URLから新URLへの301リダイレクトを必ず設定してください。
設定を怠ると、検索エンジンから見て「ページが消えた」と判断され、現時点までで積み上げた検索順位が失われます。リニューアル前後でのサーチコンソールの変化を1ヶ月単位でモニタリングする体制を整えておきましょう。
注意点2. 公開後の運用体制を先に決める
ホームページは公開がゴールではありません。公開後に誰がどのように更新するかを決めておかないと、情報が古いまま放置されるサイトになります。
CMSの操作研修、更新頻度のルール、担当者の明確化を、制作会社との契約時に合わせて決めておくことを強くお勧めします。
注意点3. 制作会社に「丸投げ」しない
自社の強みや一次情報は、制作会社には提供できません。「あとはよろしく」と任せきりにすると、多くの会社にも当てはまるような無個性なホームページが完成します。
担当者が積極的に関与し、自社だけが語れるストーリーや実績データを積極的に盛り込んでいくことが、成果の出るホームページの条件です。
【Cross Talk】経営×現場の視点
出利葉(代表)
リニューアルの相談を受けると、「デザインを変えたい」という話から始まることが多い。
でも実際に話を聞いていくと、本当の課題はデザインじゃなくて、問い合わせが来ない・来ても成約しない、つまり集客と導線の問題であることがほとんどなんだよね。
A社事例がまさにそうで、見た目よりも「誰に・何を伝えて・どう行動させるか」という設計を変えたことが結果につながった。
相原(現場)
現場で感じるのは、「リニューアルしたのに結果が出ない」といった相談の多くが、公開で満足して終わっているパターンです。
ステップ7でお伝えしたように、公開後の効果測定と改善のサイクルこそが成果を作ります。ホームページは完成した瞬間から育てるものという感覚を持っていただけると、リニューアルの投資が長期的に活きてきます。
出利葉(代表)
そうだね。「リニューアルしたら終わり」じゃなくて「リニューアルからが始まり」として取り組んでもらえると、投資対効果は確実に変わってくる。
よくある質問

Q. ホームページリニューアルにかかる費用の相場はいくらですか?
A. 規模や要件によって異なりますが、中小企業のコーポレートサイトであれば50万円から200万円程度が一般的な相場です。
ページ数・機能の複雑さ・コンテンツ制作の有無によって大きく変動します。費用だけでなく、公開後の保守・運用費用も含めてトータルで検討するのをおすすめします。
Q. リニューアルにかかる期間はどのくらいですか?
A. 一般的には2ヶ月から4ヶ月程度です。ヒアリング・設計に1ヶ月、デザイン・コーディングに1から2ヶ月、テスト・修正に2週間から1ヶ月ほどのスケジュールが目安です。
コンテンツの準備に時間がかかるケースが多いため、自社側の素材や情報を早めに整理しておくと全体のスケジュールが短縮できます。
Q. リニューアル後にSEOの順位が下がるのを防ぐにはどうすればいいですか?
A. URLを変更する場合は301リダイレクトを必ず設定してください。
また、リニューアル前後でサーチコンソールのデータを比較し、インデックス状況を定期的に確認するのが重要です。コンテンツの質を落とさず、検索意図に合ったページ設計を維持するのも、順位維持の基本になります。
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