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採用サイト
2026.06.19

採用サイトに載せるべき内容8選と作り方3ステップ

更新日:2026.07.01 投稿日:2026.06.19
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執筆者
相原こと 株式技会社LIH:Web編集チーム「Inspire編集部」所属
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監修者
出利葉貴弘 株式技会社LIH:代表取締役 Webプロデューサー

採用サイトを作ったが、何を載せればいいか分からない」——そう感じている採用担当者の方は多いのではないでしょうか。

採用サイトは、ただ情報を並べるだけでは応募につながりません。デザインを整えたり、写真を増やしたりする前に、まず「求職者が何を知りたいのか」を整理することが欠かせません。

掲載するコンテンツの選び方を誤ると、せっかく制作費をかけても、応募数が思うように伸びないという結果につながりかねません。

本記事では、採用サイトに必要な8つのコンテンツと、目的別の選び方、制作時に押さえるべきポイントを、実際の制作現場の知見を交えて解説します。

採用サイトのコンテンツとは何か

採用サイトのコンテンツとは、求職者が応募を判断するために必要な情報そのものを指します。募集要項のような基本情報から、社員インタビューのような感情に訴える情報まで、それぞれ役割の異なる要素で構成されています。

採用活動がうまくいっていない企業ほど、コンテンツの種類を増やすことに意識が向きがちです。しかし大切なのは、数を増やすことではなく、求職者の意思決定プロセスに沿って情報を配置することです。

求人サイトとの違い

求人サイト(Indeed・エン転職など)は掲載できる文字数や項目に制限がありますが、採用サイトは情報量を制限なく掲載できる点が大きな違いです。

求人サイトはフォーマットが決まっているため、職種や条件などの定型的な情報しか伝えられません。一方で採用サイトは、社風や働く人の表情、職場の空気感まで、企業の裁量で自由に表現できます。

求人サイトで興味を持った求職者の多くは、応募する前に企業の採用サイトを確認します。ここで情報が薄いと、応募直前で離脱される原因になります。

コンテンツが不足するとどうなるか

コンテンツが不足した採用サイトでは、求職者が知りたい情報を得られず、不安を抱えたまま離脱します。具体的には、給与レンジが書かれていなかったり、社員の顔が一切見えなかったりするケースが該当します。

結果として応募数が伸びず、求人媒体への出稿に頼り続けることになります。広告費は掲載するたびに発生するため、長期的には採用コストが膨らみ続ける構造になりやすいです。

逆に必要なコンテンツが揃っていれば、応募前の段階で企業理解が深まり、入社後のミスマッチを防げるというメリットがあります。採用と定着は別の課題に見えて、実は同じコンテンツ設計の延長線上にあります。

採用サイトに必須のコンテンツ4選

まずは、どの採用サイトにも欠かせない基本のコンテンツを解説します。これらが不足していると、求職者は応募そのものを躊躇します。

1. 募集要項・選考フロー

職種・給与・勤務地・勤務時間などの条件面は、求職者が最も注目するコンテンツです。選考フローもあわせて掲載することで、応募から内定までの流れを明確に示せます。

募集要項の記載が曖昧な場合、求職者は「この会社は採用に積極的ではないのかもしれない」と感じてしまいます。職種名だけでなく、配属先のチーム構成や任される業務の範囲まで具体的に書くことが望ましいです。

選考フローが不明確な場合、応募をためらう原因になるため、書類選考・面接回数・所要期間まで具体的に記載しましょう。複数応募を並行している求職者ほど、スケジュールの見通しを重視する傾向があります。

2. 事業内容・企業理念

会社が何を提供し、何を目指しているのかを伝えるコンテンツです。専門用語を避け、平易な言葉で価値を表現することがポイントになります。

事業内容は、単に取扱商品やサービスを羅列するだけでは伝わりません。「誰の、どんな課題を解決しているのか」というストーリーとして語ることで、求職者の共感を得やすくなります。

理念に共感した求職者は、入社後の定着率が高くなる傾向があるため、採用ミスマッチを防げる効果も期待できます。逆に理念が抽象的なまま放置されていると、応募者は「とりあえず受けてみた」という温度感になりがちです。

3. 代表メッセージ

経営者がどんな考えを持っているかは、求職者が会社選びで重視するポイントのひとつです。創業の想いや求める人材像を、本人の言葉で語ることが信頼感につながります。

形式的な挨拶文で終わらせず、なぜその事業を始めたのか、どんな失敗や苦労を乗り越えてきたのかといった具体的なエピソードを盛り込むことで、人柄が伝わりやすくなります。

4. よくある質問(FAQ)

求職者が抱きやすい疑問や不安を先回りして解消するコンテンツです。残業時間や副業の可否など、本音で答えることが信頼につながります。

建前だけの回答は、入社後のギャップを生む原因になるため避けましょう。例えば残業について聞かれた場合、「ほとんどありません」とだけ書くのではなく、「月平均◯時間程度ですが、繁忙期は増える月もあります」のように、実態に即した回答を心がけることが大切です。

【関連記事】採用サイトとは?必要性・費用相場・制作の流れを完全解説

差別化につながるコンテンツ4選

必須コンテンツだけでは、競合他社との差別化が難しいのが実情です。同業他社も同じような募集要項や企業理念を掲載しているため、求職者の記憶には残りにくくなります。ここでは、応募意欲をさらに高めるコンテンツを紹介します。

1. 社員インタビュー

実際に働く社員の言葉は、会社からのメッセージより信頼されやすいという特性があります。入社のきっかけや仕事のやりがい、苦労した経験など、リアルな声を掲載しましょう。

異なる部署や経験年数の社員を複数紹介することで、求職者が自分に近いロールモデルを見つけやすくなります。1人だけのインタビューでは、特定の働き方しかイメージできず、別の志向を持つ求職者を取りこぼしてしまう可能性があります。

2. オフィス・職場の様子

働く環境を事前に見てもらうことで、入社後のギャップを減らせます。綺麗さよりも、実際に働いている様子のリアリティを重視することがポイントです。

スタイリングされたオフィス写真だけでは、求職者は「演出された姿」だと感じてしまうことがあります。打ち合わせ中の様子や、ランチタイムの雰囲気など、何気ない日常の一コマを差し込むと、リアリティが増します。

3. 1日のスケジュール紹介

出勤から退勤までの流れを伝えることで、求職者は自分が働く姿を具体的にイメージできます。特に未経験者や若手社員からの応募が多い職種で効果を発揮します。

職種によって1日の流れは大きく異なるため、できるだけ複数の職種でスケジュールを紹介することをおすすめします。営業職と事務職では、時間の使い方も働く場所も異なるため、それぞれの実態を伝えることが重要です。

4. 採用動画(ショート動画)

テキストや写真だけでは伝わりにくい職場の雰囲気は、動画の方が短時間で伝わります。特にスマートフォンで閲覧する求職者には、数十秒のショート動画が効果的です。

近年はSNSとの連動を意識したショート動画を採用サイトに組み込む企業も増えており、テキストのみのサイトとの差別化要素になっています。長尺の企業紹介動画よりも、社員の自然な表情が映る短い動画の方が、求職者の印象に残りやすい傾向があります。

【関連記事】採用サイト制作の費用相場|価格帯別の内訳と注意点

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コンテンツ設計の進め方3ステップ

コンテンツを羅列するだけでは、情報過多で伝わりにくいサイトになります。良いコンテンツを個別に作っても、設計の順番を誤ると効果は半減してしまいます。

ステップ1. ターゲットを明確にする

年齢・スキル・価値観など、求める人物像を具体的に定義します。ターゲットが曖昧だと、誰にも刺さらないコンテンツになりやすいです。

「明るく元気な人」のような抽象的な言葉ではなく、「未経験から専門スキルを身につけたい20代」のように、できる限り解像度高く言語化することが重要です。社内で活躍している社員の共通点を分析することも、ターゲット設定のヒントになります。

ステップ2. コンセプトを決める

「誰に、何を伝えるか」の方向性を一文で言語化します。コンセプトが定まると、写真の選び方や文章のトーンにも一貫性が生まれます。

コンセプトが曖昧なまま制作を進めると、ページごとにトーンがばらつき、サイト全体としての説得力が弱まります。トップページのキャッチコピーから募集要項の文体まで、一貫した世界観を意識しましょう。

ステップ3. 優先度をつけて選定する

すべてのコンテンツを盛り込む必要はありません。ターゲットが求める情報の優先順位をつけ、必要最小限に絞ることで、読みやすいサイトに仕上がります。

予算やリソースが限られている場合は、優先度の高いコンテンツから着手し、運用しながら段階的に追加していく方法も有効です。完璧な状態を目指して公開を遅らせるよりも、まず公開して改善を重ねる方が、結果的に早く成果につながります。

【関連記事】採用サイトとは?必要性・費用相場・制作の流れを完全解説

【Cross Talk】経営×現場の視点

出利葉

出利葉(代表)

採用サイトの相談を受けると、まず「とりあえず全部載せたい」という要望が多い。でも情報を詰め込みすぎると、結局何も伝わらないサイトになってしまう。

ターゲットを一人に絞って、その人に響くコンテンツだけを残す方が、結果的に応募の質も上がる。

優先度をつける作業を最初に丁寧にやるかどうかで、完成度はまったく変わってくるよね。

相原

相原(現場)

現場で制作していて感じるのは、動画コンテンツの有無で滞在時間が変わるということです。

テキストだけのサイトより、短い動画が1本入っているだけで、求職者がページを読み込む時間が長くなる傾向があります。

撮影のハードルは高く感じるかもしれませんが、スマホ1台でも十分な素材は撮れますし、編集も最低限で十分効果が出ます。

よくある質問

Q. 採用サイトのコンテンツは何個あれば十分ですか?

必須の4コンテンツ(募集要項・事業内容・代表メッセージ・FAQ)を軸に、予算と工数に応じて差別化コンテンツを追加するのが現実的です。すべてを一度に揃える必要はなく、社員インタビューなど効果の高いものから優先的に追加することをおすすめします。

Q. 社員インタビューは何人分必要ですか?

最低でも2〜3名分を用意することをおすすめします。部署や経験年数の異なる社員を紹介することで、求職者が自分に近いロールモデルを見つけやすくなり、ミスマッチの防止につながります。

Q. 採用動画は必須のコンテンツですか?

必須ではありませんが、差別化要素として効果が高いコンテンツです。特にスマートフォンでの閲覧が中心の若年層に対しては、テキストよりも短時間で職場の雰囲気を伝えられる点が強みになります。

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執筆者 相原こと
株式技会社LIH:Web編集チーム「Inspire編集部」所属

Web・マーケティング分野を中心に、実践的で読みやすい記事づくりを心がける編集者。 中小企業の現場で役立つ“リアルな情報”を大切にし、取材・分析・構成・執筆まで一貫して担当。 専門用語にとらわれず、「ちょっと難しそう」を「なるほど、そういうことか」に変える橋渡し役として活動中。 読者の「知りたい」に寄り添いながら、思わず誰かに話したくなるようなコンテンツをお届けします。

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監修者 出利葉貴弘
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福岡を拠点に、これまで500社以上の中小企業や個人事業主の「Web集客のお悩み」に寄り添ってきた実績を持つ。 専門はSEO(検索エンジン対策)やWebサイト改善。初めての方にもわかりやすいアドバイスを大切にし、「相談してよかった」と言っていただける支援を心がけている。

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