【重要】Google reCAPTCHA有料化?無料で使える「Cloudflare Turnstile」移行と、意外な「300サイト管理」の裏ワザ
2024年から2025年にかけて、Webサイトのセキュリティ対策における「スパム防止ツール」の情勢が大きく変化しています。特に、長らくスタンダードであったGoogle reCAPTCHAの料金体系変更(Enterprise版への移行推進)を受け、多くの企業が対応を迫られています。
今回は、代替案として最有力候補である「Cloudflare Turnstile」への移行メリットと、複数クライアントを抱える制作会社や運用担当者が知っておくべき「管理設計の落とし穴」について解説します。
Google reCAPTCHAからCloudflare Turnstileへ移行すべき理由
Google reCAPTCHAは、一定の無料枠を超えると従量課金が発生する仕様への変更や、Enterprise版への移行が推奨される動きが活発化しています。これに対し、Cloudflare Turnstileは以下のメリットがあり、Contact Form 7などの主要プラグインもすでに対応を開始しています。
- ユーザビリティの向上: ユーザーがパズルを解く必要がない(ストレスフリー)。
- プライバシー保護: ユーザーの個人データを広告目的で利用しない。
- コストパフォーマンス: 現時点で、多くのケースにおいて無料で利用可能。
【重要】300サイトまで管理可能?ウィジェットとドメインの仕組み
Cloudflare Turnstileを導入する際、多くの運用者が疑問に思うのが「無料枠での管理上限」です。「20サイトしか登録できないのでは?」という情報は誤解を含んでいます。正確な仕様は以下の通りです。
| 管理単位 | 上限数 | 解説 |
|---|---|---|
| ウィジェット数 | 最大 20個 | 発行できるAPIキーのセット数 |
| ドメイン数 | 1ウィジェットにつき15個 | 1つのキーで許可されるドメイン数 |
| 合計管理可能数 | 最大 300サイト | 20ウィジェット × 15ドメイン |

Editor’s View:プロの考察
仕様上は1つのウィジェットに複数の異なるドメイン(クライアント)を登録することが可能です。技術的な動作やセキュリティ強度自体には影響ありません。
しかし、運用ポリシーとしては「個別管理」と「グループ管理」の明確な使い分けが極めて重要です。
1つのウィジェットに無関係なドメインを混在させると、Cloudflareの管理画面上で「どのサイトへの攻撃か」という分析データが合算されてしまい、個別のログ解析が困難になります。クライアントワークにおいては、「解析データの透明性」を担保するため、原則として顧客ごとにウィジェット(APIキー)を分ける、あるいはクライアント自身のアカウントで発行・管理する設計を推奨します。
まとめ・LIHのスタンス
ツールは導入して終わりではなく、その後の「管理のしやすさ」や「データの独立性」まで考慮して設計する必要があります。コスト削減とセキュリティリスク管理のバランスを見極め、最適な運用フローを構築しましょう。
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